経営理論と実践

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第16輯〉
定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 204頁
ISBN 978-4-8309-4650-9(4-8309-4650-4)
2009年5月発行
在庫あり

経営理論の学説的・歴史的研究は,実践性を無視して,学説間の関係を考察し,理論の歴史的評価をしているのではない。常に実践性の具備,理論の鍛造を問いつつ展開している。本書は,「経営理論の実践性」「経営学教育と経営教育」をサブテーマとし,古くて新しい課題である「経営理論と実践」の内容・意義を改めて問うものである。

主要目次
  • <主要目次>巻頭の言:高橋由明
    Ⅰ 趣旨説明 経営理論と実践 第五期運営委員会
    Ⅱ 経営理論と実践
     一 ドイツ経営学とアメリカ経営学における理論と実践:高橋由明
     二 経営理論の実践性とプラグマティズム―ジョン・デューイの思想を通して―:岩田 浩
     三 ドイツの経営理論で、世界で共通に使えるもの:小山明宏
     四 現代CSRの基本的性格と批判経営学研究の課題・方法:百田義治
     五 経営“共育”への道―ゼミナール活動の軌跡から―:齊藤毅憲
     六 経営学の研究者になるということ―経営学研究者養成の現状と課題―:上林憲雄
     七 日本におけるビジネススクールの展開と二十一世紀への展望 パネラー:高橋文郎・中西正雄・高橋宏幸 司会:丹沢安治
    Ⅲ 論  攷
     八 チーム医療の必要性に関する試論―「実践コミュニティ論」の視点をもとにして―:渡邉弥生
     九 OD(組織開発)の歴史的整理と展望:西川耕平
     十 片岡説と構造的支配―権力パラダイムとの接点:坂本雅則
    Ⅳ 文献
    Ⅴ 資料