経営学の戦略論的転回と展開、ここに始まる
経営学の戦略論的転回を果たしたアンソフは、さらにそれを組織論的に展開して「戦略経営論」を確立した。批判者からも「戦略経営の父」と尊称されたアンソフ。本書は、彼の戦略論に、その人と全理論体系から迫り、描き出した全貌をコンパクトな1冊に収めた、わが国初めての書である。極論すれば、この1冊で経営戦略論がほぼすべてわかる。
主要目次
- まえがき（庭本 佳和）
- 序章 経営学に新しい風を吹き込んだアンソフ―経営理論の戦略論的転回と学説的軌跡―（庭本 佳和）
- 第一章 多角化戦略で会社を成長させよう―環境変化と経営戦略論の形成：『企業戦略論』（一九六五）を中心に―（原 敏晴）
- 第二章 組織の重要性と慣性の発見―『戦略経営論』の先見性と現代の研究への視座―（宇田川元一）
- 第三章 組織的環境適応と戦略経営論の深化―『戦略経営の実践原理』（一九八四）を中心に―（松嶋 登）
- 第四章 アンソフ戦略論への批判―Ｈ・ミンツバーグのクラフティング戦略論を軸に―（福島 英史）
- 第五章 経営戦略論の現在―アンソフの遺産と競争戦略―（沼上 幹）
- 終章 まだまだ手離せない―アンソフ戦略論の射程：ＣＳＲ・社会戦略の展開―（庭本 佳和）
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広告掲載「週刊読書人」2023.7.28
「週刊読書人」2023.7.28に広告掲載いたしました。
お知らせ
書評：『経営学史叢書（全14巻）』
『週間読書人』2013年9月13日号に書評が掲載されました（「現在形の経営学説史の魅力―もっとも「現場」に近い臨床的な学問―」鈴木秀一氏）。
お知らせ
掲載誌紹介：『経営学史叢書（全14巻）』
『図書新聞』2013年7月27日号にて紹介されました。
経営学の『概念』を問う：現代的課題への学史からの挑戦
経営学の批判力と構想力
現代経営学の潮流と限界：これからの経営学
経営学の再生：経営学に何ができるか
テイラー
フォレット
ニックリッシュ：経営共同体の思想
経営学史事典【第2版】
ウッドワード
ドラッカー
経営学の思想と方法
ファヨール：ファヨール理論とその継承者たち経営学史学会 監修 佐々木恒男 編著
〈経営学史叢書第II巻〉
ISBN：978-4-8309-4732-2
価格：1650円（税込）2011年12月30日発行
バーナード
サイモン
危機の時代の経営と経営学
経営学の展開と組織概念
経営理論と実践
経営を動かす：その組織と管理の理論
現代経営学の新潮流：方法、ＣＳＲ・ＨＲＭ・ＮＰＯ
バーナード経営学の展開：意味と生命を求めて
ガバナンスと政策：経営学の理論と実践
現代経営と経営学史の挑戦：グローバル化・地球環境・組織と個人経営学史学会 編
〈経営学史学会年報第10輯〉
ISBN：978-4-8309-4448-2
価格：3300円（税込）2003年5月16日発行
経営学史事典：経営学史学会創立10周年記念
組織・管理研究の百年
経営学百年：鳥瞰と未来展望
現代資本主義のゆくえと経営
マズロー論者への挑戦：その批判的考察
多面体としての経営学
創造する経営学
秩序と企業倫理：ドイツ・オルドヌンク倫理学Ordnungsethikの学説研究
文明と経営