経営学の再生
経営学に何ができるか

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第21輯〉
定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 190頁
ISBN 978-4-8309-4826-8(4-8309-4826-4)
2014年5月16日発行
在庫あり
経営学の学的性格を問い、再生の道を探る。

量的拡大のみを目指す成長至上主義的な経営はもはや限界に来ているという認識を前提に、経営学に今何ができるのか、成長に囚われない経営のあり方とはどのようなものであるかを検討する。本書では、協働一般の学としての経営学の理論的立場と意義を再確認するとともに、「経済学を超える経営学」を構想し、現代経営学再生の方向性を探る。

主要目次
  • 第Ⅰ部 趣旨説明 経営学の再生―経営学に何ができるか―
  • 第Ⅱ部 経営学の再生―経営学に何ができるか―
  • 1 経営学に何ができるか―経営学の再生―(藤井一弘)
  • 2 経営維持から企業発展へ―ドイツ経営経済学におけるステイクホルダー思考とWertschöpfung―(山縣正幸)
  • 3「協働の学としての経営学」再考―「経営の発展」の意味を問う―(藤沼 司)
  • 4 経済学を超える経営学―経営学構想力の可能性―(高橋公夫)
  • 5 経営学における新制度派経済学の展開とその方法論的含意(丹沢安治)
  • 6 経営学と経済学における人間観・企業観・社会観(三戸 浩)
  • 第Ⅲ部 論 攷
  • 7 組織均衡論をめぐる論争の再考―希求水準への一考察―(林  徹)
  • 8 高信頼性組織研究の展開(藤川なつこ)
  • 9 人的資源管理と戦略概念(森谷周一)
  • 10 組織能力におけるHRMの役割―「調整」と「協働水準」に注目して―(庭本佳子)
  • 11 組織行動論におけるミクロ‐マクロ問題の再検討―社会技術システム論の学際的アプローチを手がかりに―(貴島耕平)
  • 第Ⅳ部 文 献