企業モデルの多様化と経営理論
21世紀を展望して

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第13輯〉
定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 213頁
ISBN 978-4-8309-4554-0(4-8309-4554-0)
2006年5月発行
在庫あり
●21世紀の統一的・規範的企業モデルを問う!

―21世紀を展望して アングロサクソン型企業モデルは21世紀の企業モデルとして措定できるのか否か。近年におけるアングロサクソン型企業モデルへの論壇の収斂傾向にたいして,立ち止まって考え,このモデルを相対化し,捉え直しを図る。EU型,日本型,アジア型,イスラム型等,多様な企業モデルを紹介し,そのあり方を問う刺激的書。

主要目次
  • <主要目次>Ⅰ 企業モデルの多様化と経営理論 一 経営学史研究の新展開―(佐々木恒男) 二 アメリカ経営学の展開と組織モデル―(岸田民樹) 三 21世紀の企業モデルと経営理論―米国を中心に―(角野信夫) 四 EU企業モデルと経営理論―(万仲脩一) 五 EUにおける労働市場改革と労使関係―(久保広正) 六 アジア-中国企業モデルと経営理論―(金山 権) 七 シャリーア・コンプライアンスと経営―イスラームにおける経営の原則―(櫻井秀子) Ⅱ 論攷 八 経営学と社会ダーウィニズム―テイラーとバーナードの思想的背景―(福永文美夫) 九 個人と組織の不調和の克服を目指して―アージリスの前記学説の体系とその意義―(平澤 哲) 十 経営戦略論の新展開における「レント」概念の意義について―(石川伊吹) 十一 経営における意思決定と議論合理性―合理性測定のコンセプト―(宮田将吾) 十二 ステークホルダー型企業モデルの現在―ステークホルダー論者の論法とカント主義的な道徳哲学―(水村典弘) 十三 支援組織のマネジメント―信頼構築に向けて―(狩俣正雄)Ⅲ 文献