アジアダイナミズムとベトナムの経済発展

山田 満・苅込俊二 編著

定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判並製 296頁
ISBN 978-4-8309-5071-1(4-8309-5071-4)
2020年2月25日発行
在庫あり
編著者紹介
[編著者]
山田 満(ヤマダ ミツル)

オハイオ大学大学院国際関係学研究科修士課程修了,東京都立大学大学院社会科学研究科博士
課程単位取得退学,神戸大学博士(政治学)。東ティモール国立大学客員研究員,埼玉大学教
養学部教授,東洋英和女学院大学大学院教授などを経て,2009 年4 月より早稲田大学社会科
学総合学術院教授。
専攻は,国際関係論,国際協力論,平和構築論,東南アジア政治論
主 要著書:『多民族国家マレーシアの国民統合―インド人の周辺化問題』大学教育出版,2000
年。『東ティモールを知るための50 章』(編著)明石書店,2006 年。『市民社会からみたア
ジア』(責任編集)『国際政治』第169 号,2012 年。『東南アジアの紛争予防と「人間の安全
保障」』(編著)明石書店,2016 年。『難民を知るための基礎知識』(共編著)明石書店,
2017 年。Complex Emergencies and Humanitarian Responses, Co-edited, Union Press,
2018.『 新しい国際協力論』(改訂版)(編著)明石書店,2018年。『「一帯一路」時代の
ASEAN』(共編著)明石書店,2019 年。

14章

苅込 俊二(カリコミ シュンジ)

早稲田大学社会科学研究科博士課程修了,博士(社会科学)。株式会社富士総合研究所,日本
貿易振興機構アジア経済研究所,みずほ総合研究所株式会社,財務省財務総合政策研究所,早
稲田大学社会科学総合学術院などを経て,2019 年4 月より,帝京大学経済学部准教授,早稲
田大学ベトナム総合研究所招聘研究員。
専攻は,開発経済学,国際経済学,アジア経済論
主 要著書:『日本経済改革の戦略』(共著),東洋経済新報社,1994 年。『巨大経済圏アジアと
日本』(共著),毎日新聞社,2010 年。『全解説ミャンマー経済』(共著),日本経済新聞出版
社,2013 年。『図解ASEAN の実力を読み解く』(共著),東洋経済新報社,2014 年。『メコ
ン地域開発とアジアダイナミズム』(共編著),文眞堂,2019 年。『中所得国の罠と中国・
ASEAN』(共著),勁草書房,2019 年。

9章

執筆者紹介
[執筆者]
石川 幸一(イシカワ コウイチ)

亜細亜大学アジア研究所特別研究員

1章

関 志雄(カン シユウ)

野村資本市場研究所シニアフェロー

2章

石田 正美(イシダ マサミ)

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所開発研究センター・上席主任調査研究員

3章

穴沢 眞(アナザワ マコト)

小樽商科大学商学部教授

4章

堀 史郎(ホリ シロウ)

福岡大学研究推進部教授

5章

松本 邦愛(マツモト クニチカ)

東邦大学医学部社会医学講座医療政策・経営科学分野准教授

6章

橋 徹(ハシ トオル)

三菱総合研究所環境・エネルギー事業本部主席研究員

7章

大野 健一(オオノ ケンイチ)

政策研究大学院大学教授

8章

グェン ドゥック・タイン(グェン ドゥック・タイン Nguyen Duc Thanh)

ベトナム経済政策研究所(VEPR)所長

8章

ド・マン・ホーン (ド・マン・ホーン  Do Manh Hong)

桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

10章

池部 亮(イケベ リョウ)

専修大学商学部准教授

11章

保倉 裕(ホクラ ユタカ)

東京音楽大学理事

12章

牛山 隆一(ウシヤマ リュウイチ)

日本経済研究センター主任研究員

13章

白石 昌也(シライシ マサヤ)

早稲田大学名誉教授

15章

本多 美樹(ホンダ ミキ)

法政大学法学部教授

16章

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • はじめに
  • 第1部 アジア経済のダイナミズムと新展開
  • 第1章 ASEANの経済統合:展開と評価
  • 第2章 米中摩擦の拡大化と長期化―貿易戦争からハイテク戦争ヘ―
  • 第3章 「一帯一路」構想下のGMS経済回廊開発
  • 第4章 マレーシアの工業化再考
  • 第5章 外国直接投資と経済への波及影響―外資企業の投資効果:日系企業のデータから―
  • 第6章 社会の高齢化と東アジア
  • 第7章 経済発展とサーキュラーエコノミー
  • 第2部 ベトナムの経済発展:特徴と今後の展望
  • 第8章 生産性から見たベトナム経済の達成と課題
  • 第9章 低位中所得国ベトナムと中所得の罠
  • 第10章 ベトナムの経済発展とクローニー資本主義のトラップ
  • 第11章 ベトナムの自動車産業とオートバイ産業―競争力獲得過程の考察―
  • 第12章 鋼材需要からみたベトナム経済発展の特質
  • 第13章 多国籍化するベトナム企業―先発ASEAN企業に追随―
  • 第3部 アジアの中のベトナム:学際的視点からの検討
  • 第14章 中国の影響下で試されるASEANの強靭性
  • 第15章 日本・メコン協力枠組みの概観
  • 第16章 ベトナム和平と国連―国連事務総長ウ・タントの役割を中心に―