日本企業のアジアFTA活用戦略
TPP時代のFTA活用に向けた指針

助川成也・高橋俊樹 編著

定価 2,640円(税込)本体2,400円
A5判並製 235頁
ISBN 978-4-8309-4888-6(4-8309-4888-4)
2016年2月15日発行
在庫あり
TPPで来るべきアジアFTA新時代に備える必携の一冊

アジアは自由貿易協定(FTA)を構築する時代から企業戦略に生かす時代に入った。21世紀型新通商ルールを持つTPPの発効を控え、企業の知恵比べが始まっており、FTAに対する理解度は、海外事業展開の「成否」に直結する。FTAの研究者、利用者、実務者、各々の視点から制度、実態、事例、問題点を多角的に洗い出した必携の一冊。

主要目次
  • 第1章 日本企業はFTAをどう活用すべきか ~WTO多角的貿易交渉の停滞と代替手段としてのFTA~
  • 第2章 日本企業のFTA利用の現状と展望
  • 第3章 東アジア貿易におけるFTA効果とサプライチェーン
  • 第4章 自動車産業とFTA ~AEC実現を目指すASEANの例を中心に~
  • 第5章 企業から見たFTAの利用と課題
  • 第6章 原産地規則の現状と課題
  • 第7章 ASEAN進出日系企業のFTA活用 ~タイの事例~
  • 第8章 ACFTAやAFTAおよび日本のEPAの効果
  • 第9章 FTAは輸入コストをいかに引き下げるか
  • 第10章 中小・中堅企業によるFTA利用 ~北陸における繊維産業の事例を中心に~
  • 第11章 関税以外の分野のFTA利用