ドーハ・ラウンドの停滞によって、メガFTA締結が今や世界の潮流となった。新たな通商ルールづくりの主役はWTOでなく、TPP、RCEP、日EU・FTA、日中韓FTA、TTIPなどのメガFTAである。本書は、メガFTA交渉と主要国のFTA戦略の現状と課題を検証し、今後の通商秩序を展望。FTA分析の最新版。
主要目次
- 主要目次
- 第1部 メガFTAと新通商秩序：展望
- 第1章 メガFTA時代のWTO：その新たな役割
- 第2章 APECとFTAAP
- 第3章 メガFTA時代を先導するTPP
- 第4章 RCEPの意義と課題
- 第5章 TTIP（米EU・FTA）交渉の現状と展望
- 第6章 日本・EU経済連携協定（EPA）―新たな日EU関係強化への歩みと展望―
- 第7章 日中韓FTAの意義―再検討
- 第8章 ASEAN経済共同体とメガFTA
- 第2部 主要国のFTA戦略：現状と課題
- 第9章 日本のFTA
- 第10章 米国のFTA
- 第11章 EU統合の深化・拡大とFTA戦略
- 第12章 ASEANの域外FTA
- 第13章 中国のFTA政策とTPP
- 第14章 新たな展開を見せる韓国のFTA
グローバルサプライチェーン再考：経済安保、ビジネスと人権、脱炭素が迫る変革
基礎から学ぶ国際経済と地域経済【第2版】
高まる地政学的リスクとアジアの通商秩序：現状と課題、展望
変質するグローバル化と世界経済秩序の行方：米中対立とウクライナ危機による新たな構図
RCEPと東アジア
アジア経済論
米国通商政策史
岐路に立つアジア経済：米中対立とコロナ禍への対応
これからの東アジア：保護主義の台頭とメガFTAs
アジアダイナミズムとベトナムの経済発展
揺らぐ世界経済秩序と日本：反グローバリズムと保護主義の深層
アジアの経済統合と保護主義：変わる通商秩序の構図
一帯一路の政治経済学：中国は新たなフロンティアを創出するか
米国通商政策リスクと対米投資・貿易
アジア共同体構想と地域協力の展開
検証・アジア経済：深化する相互依存と経済連携
グローバル・エコノミーの論点：世界経済の変化を読む
ASEAN経済共同体の創設と日本
TPPの期待と課題：アジア太平洋の新通商秩序
現代日本経済の論点：岐路に立つニッポン
日本企業のアジアFTA活用戦略：TPP時代のFTA活用に向けた指針
新・アジア経済論：中国とアジア・コンセンサスの模索
ASEAN経済新時代と日本：各国経済と地域の新展開
現代ASEAN経済論
ASEAN経済統合の実態
メガFTA時代の新通商戦略：現状と課題
国際関係の論点：グローバル・ガバナンスの視点から
ASEAN大市場統合と日本：TPP時代を日本企業が生き抜くには
TPP交渉の論点と日本：国益をめぐる攻防
通商戦略の論点：世界貿易の潮流を読む
ASEAN経済共同体と日本：巨大統合市場の誕生
TPPと日本の決断：「決められない政治」からの脱却
日本の新通商戦略：ＷＴＯとＦＴＡへの対応
やさしく学べる国際政治経済
詳細かつ明解 ゼロからの貿易実務
国際貿易：グローバル化と政策の経済分析