現代日本経済の論点
岐路に立つニッポン

馬田啓一・大川昌利 編著

定価 3,080円(税込)本体2,800円
A5判並製 254頁
ISBN 978-4-8309-4890-9(4-8309-4890-6)
2016年2月25日発行
在庫あり
岐路に立つニッポンの羅針盤!

日本経済は岐路に立たされている。期待と不安が交錯するアベノミクスもいよいよ正念場,第2ステージに移った。追加金融緩和の是非,増税と社会保障の憂鬱,円安神話の崩壊,的外れの「第3の矢」,ポストTPPの農政改革,メガFTA時代の通商戦略,日米中関係の将来など,日本経済が直面する焦眉の課題を取り上げ,問題の核心に鋭く切り込んだ。

主要目次
  • ■主要目次
  • 第1部 アベノミクスの期待と不安
  •  第1章 日銀による異次元の金融緩和(小田信之)  
  •  第2章 財政再建と税制改革(知原信良)  
  •  第3章 社会保障改革と介護離職問題(岡村 裕)  
  •  第4章 為替レートと日本のマクロ経済政策(西 孝)
  •  第5章 成長戦略の限界(大川昌利) 
  • 第2部 企業の新たな選択
  •  第6章 混迷する国際会計基準への対応(内藤高雄)  
  •  第7章 日本企業の海外移転と人材空洞化(木村有里)  
  •  第8章 大型商業施設と消費者行動(加藤 拓)  
  • 第3部 揺らぐ環境政策の行方
  •  第9章 地球温暖化対策と日本の対応(小野田欣也) 
  •  第10章 国際資源循環の新たな展開(斉藤 崇)  
  • 第4部 保護主義との闘い 
  •  第11章 メガFTAの潮流と日本の新通商戦略(馬田啓一)  
  •  第12章 日本の農業政策をめぐる政策過程と農協改革(三浦秀之)  
  •  第13章 FTA利用促進政策の現状と課題―韓国の事例と日本への示唆―(久野 新)
  •  第14章 外国人高度人材の日本への移動(三浦秀之)  
  • 第5部 日米中関係の将来
  •  第15章 21世紀の日米同盟と中国の台頭―対立と協調(島村直幸) 
  •  第16章 習近平の「積極外交」と米中・日中関係(劉 迪)  
  •  第17章 アジア太平洋の通商秩序と日米中関係の行方(馬田啓一)