経営学の未来
経営学史研究の現代的意義を問う

経営学史学会 編

経営学史学会年報 第26輯〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 174頁
ISBN 978-4-8309-5040-7(4-8309-5040-4)
2019年5月24日発行
在庫僅少
執筆者紹介
[執筆者]
上林 憲雄(カンバヤシ ノリオ)

(神戸大学大学院経営学研究科教授)
主著『異文化の情報技術システム―技術の組織的利用形態に関する日英比
較―』千倉書房,2001 年
『変貌する日本型経営―グローバル市場主義の進展と日本企業―』(編著)
中央経済社,2013 年

杉田 博(スギタ ヒロシ)

(石巻専修大学経営学部教授)
主要論文「フォレットの生涯とその時代」経営学史学会監修/三井泉編著『フォレッ
ト(経営学史叢書Ⅳ)』文眞堂,2012 年
「M. P. フォレットの世界観―その物語性の哲学的基礎―」経営学史学会
編『経営学史研究の興亡(経営学史学会年報 第24 輯)』文眞堂,2017 年

村田 晴夫(ムラタ ハルオ)

(桃山学院大学名誉教授)
主著『管理の哲学―全体と個・その方法と意味―』文眞堂,1984 年
『情報とシステムの哲学―現代批判の視点―』文眞堂,1990 年

丹沢 安治(タンザワ ヤスハル)

(中央大学戦略経営研究科教授)
主著『日中オフショアビジネスの展開』(編著)同友館,2014 年
主要論文「ミャンマーにおける日系公的機関・半官半民機関そして民間企業によるメ
ガストラテジーの展開」『中央大学政策文化総合研究所年報』中央大学政
策文化総合研究所,2018 年

藤井 一弘(フジイ カズヒロ)

(青森公立大学教授)
主著『バーナード(経営学史叢書Ⅵ)』(編著),文眞堂,2011 年
主要論文「『歴史学的視点から見た経営学史』試考」経営学史学会編『経営学史研究
の興亡(経営学史学会年報 第24 輯)』文眞堂,2017 年

三戸 浩(ミト ヒロシ)

(長崎県立大学教授)
主著『日本大企業の所有構造―産業会社・銀行・保険会社の実証研究―』文眞
堂,1983 年
『バーリ=ミーンズ(経営学史叢書Ⅴ)』(編著)文眞堂,2014 年

高橋 公夫(タカハシ キミオ)

(関東学院大学経営学部教授)
主要論文「経済学を超える経営学―経営学構想力の可能性―」『経営学の再生―経
営学に何ができるか―(経営学史学会年報 第21 輯)』文眞堂,2014 年
「現代資本主義と株式会社―個別資本の3 循環と企業統治―」『株式会社
の本質を問う―21 世紀の企業像―(経営学論集 第86 集)』千倉書房,
2016 年

片岡 信之(カタオカ シンシ)

(龍谷大学名誉教授)
主著『日本経営学史序説』文眞堂,1990 年
『現代企業の所有と支配』白桃書房,1992 年

高木 孝紀(タカギ コウキ)

(豊橋創造大学経営学部准教授)
主要論文「組織の自律性と秩序形成の原理」経営学史学会編『経営学の思想と方法
(経営学史学会年報 第19 輯)』文眞堂,2012 年
「組織と階層」岸田民樹編著『組織学への道』文眞堂,2014 年

桑田 敬太郎(クワダ ケイタロウ)

(神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程)
主要論文「MOT のリサーチ・フロントとしての社会物質性―MOT の学説研究を通
じた検討―」『神戸大学大学院経営学研究科修士論文』2016 年
「イノベーション・エコシステムのデザイン」『季刊ビジネス・インサイト』
第25 巻第4 号(共著),2017 年

林 徹(ハヤシ トオル)

(長崎大学経済学部教授)
主著『協働の経営学』中央経済社,2015 年
『モノポリーで学ぶビジネスの基礎(第2 版)』中央経済社,2019 年

木田 世界(キダ セカイ)

(横浜国立大学大学院国際社会科学府博士課程後期)
主要論文「従業員と顧客間の態度の同質性と異質性に関する研究整理―組織論と
サービス・マネジメント論の視点から―」『横浜国際社会科学研究』第
22 巻4 号,2018 年
「自動車販売店舗における従業員満足度と顧客満足度の関係の試験的実証研
究」『日本経営倫理学会誌』第25 巻,2018 年

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 巻頭の言(勝部伸夫)
  • 第Ⅰ部 趣旨説明
  •  経営学の未来―経営学史研究の現代的意義を問う―(第9期運営委員会)
  • 第Ⅱ部 経営学の未来―経営学史研究の現代的意義を問う―
  • 1 経営学に未来はあるか?―経営学史研究の果たす役割―(上林憲雄)
  • 2 経営学史と解釈学(杉田 博)
  • 3 文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―(村田晴夫)
  • 4 先端的経営研究分析による学史研究の貢献―方法論的論究の意義―(丹沢安治)
  • 5 杉田博「経営学史と解釈学」およびシンポジウムに寄せて(藤井一弘)
  • 6 村田晴夫「文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―」に対するコメント(三戸 浩)
  • 7 新制度派経済学の未来―丹沢報告の討論者の視点から―(高橋公夫)
  • 8 経営学の未来と方法論的課題―シンポジウムを顧みて―(片岡信之)
  • 第Ⅲ部 論攷
  • 9 組織論におけるマルチパラダイムの可能性(髙木孝紀)
  • 10 リニア・モデルはなぜ必要だったのか―ブッシュ・レポート再訪―(桑田敬太郎)
  • 11 離脱,発言,および組織の重心―1920年前後におけるGM社の一考察―(林 徹)
  • 12 顧客満足へ向けたサービス提供戦略と組織管理―コンティンジェンシー・モデルの拡張と研究課題の提示―(木田世界)
  • 第Ⅳ部 文献
  • 1 経営学に未来はあるか?―経営学史研究の果たす役割―
  • 2 経営学史と解釈学
  • 3 文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―
  • 4 先端的経営研究分析による学史研究の貢献―方法論的論究の意義―
  • 8 経営学の未来と方法論的課題―シンポジウムを顧みて―
  • 第Ⅴ部 資料
  • 経営学史学会第26回全国大会実行委員長挨拶(上林憲雄)
  • 第26回全国大会を振り返って(庭本佳子)