人的資源管理の力

白木三秀 編著

定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 292頁
ISBN 978-4-8309-4979-1(4-8309-4979-1)
2018年4月10日発行
在庫僅少
編者・執筆者紹介
[編著者]
白木 三秀(シラキ ミツヒデ)

担当章:序文,第1章,第15章
生年:1951年滋賀県生まれ
学歴:早稲田大学政治経済学部卒,同大学大学院経済学研究科博士後期課程修了,博士(経済
学)
現職:早稲田大学政治経済学術院教授,同大学トランスナショナルHRM研究所所長
主要著作:
『国際人的資源管理の比較分析』(単著)有斐閣,2006年。
『チェンジング・チャイナの人的資源管理』(編著)白桃書房,2011年。
『グローバル・マネジャーの育成と評価』(編著)早稲田大学出版部,2014年。

[著者]
飛田 正之(トビタ マサユキ)

担当章:第2章,第12章
生年:1968年神奈川県生まれ
学歴:早稲田大学商学部卒,法政大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学
現職:福井県立大学経済学部准教授,早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:
『最新現代人事労務全集』(共著)全日法規,2002年。
『プロフェッショナルの人材開発』(共著)ナカニシヤ出版,2006年。
『若者のキャリア形成を考える』(共著)晃洋書房,2013年。

岸 保行(キシ ヤスユキ)

担当章:第3章,第16章
生年:1979年東京都生まれ
学歴:早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了,博士(学術)
現職:新潟大学経済学部准教授,早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:
『社員力は「文化能力」:台湾人幹部が語る日系企業の人材育成』(単著)風響社,2009年。
「誰が優秀な人材なのか?:日系ものづくり企業の台湾マネジメントと『セカンド・ベスト・プラクティス型』人材活用」(『国際ビジネス研究』2巻2号47-60頁,国際ビジネス研究学会,2010年9月)。
「アジアに進出した日系企業の現地化問題に対する社会学的アプローチ:現地人長期勤続マネジャーに関する一考察」(『年報社会学論集』23号24-34頁,関東社会学会,2010年8月)。

定森 幸生(サダモリ ユキオ)

担当章:第4章
生年:1949年兵庫県生まれ
学歴:慶応義塾大学経済学部卒,カナダMcGill University大学院修士課程修了(MBA)
職歴:三井物産株式会社人事総務部グローバル・ダイバーシティ室マネジャー,McGill University経営学部修士課程 (MBA) 非常勤講師
現職:慶応義塾大学大学院経営管理研究科 (MBA) 非常勤講師,早稲田大学大学院経営管理研究科 (MBA) 非常勤講師,明治学院大学経済学部国際経営学科非常勤講師,早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:
『現地社員活用の手引』(単著)日本経済新聞社,1994年。
「これからの海外人事戦略と要員管理の実務(1)~(20)」『労政時報』第3265~3288号連載論文,1996-1997年。
『国際人的資源管理の基礎知識』『国際人事管理Ⅰ、Ⅱ』(単著)産能大学生涯学習研究室,1998年。
「海外拠点採用者の戦略的活用の条件」『労政時報』第3667号掲載論文,2005年。

林 正泰(ハヤシ マサヤス)

担当章:第5章
生年:1946年富山県生まれ
学歴:京都大学経済学部卒,早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
職歴:ジャパンライン株式会社人事部他
現職:早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:
「わが国企業の雇用削減行動に関する一考察」(早稲田大学大学院経済学研究科修士論文)2007年。

須田 敏子(スダ トシコ)

担当章:第6章
学歴:リーズ大学修士号(MA in HRM),バース大学博士号(Ph.D)
職歴:日本能率協会マネジメントセンター月刊誌「人材教育」編集長他
現職:青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授
主要著作:
『戦略人事論:競争優位の人材マネジメント』(単著),日本経済新聞出版社,2010年
『日本型戦略の変化:経営戦略と人事戦略の補完性から探る』(編著),東洋経済新報社,2015年
『組織行動:理論と実践』(単著),NTT出版,2018年

細萱 伸子(ホソガヤ ノブコ)

担当章:第7章
学歴:立教大学社会学部卒,同大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学
現職:上智大学経済学部准教授,早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:『経営のルネサンス:グローバリズムからポストグローバリズムへ』 (共著)文真堂 2017年。
Creating Social Cohesion in an Interdependent World: Experiences of Australia and Japan, (chapter 13)Palgrave Macmillan, 2016.
「女性のグローバルキャリア形成に関する意思決定とジョブ・サーチ行動」(共著)『上智経済論集』62巻1・2号, 2017年。

石毛 昭範(イシゲ アキノリ)

担当章:第8章
生年:1963年岩手県生まれ
学歴:早稲田大学政治経済学部卒,同大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学
職歴:全国信用金庫連合会(現 信金中央金庫),岡崎女子短期大学を経て現職
現職:拓殖大学商学部准教授
主要著作:
『新時代のキャリア開発』(単著)社会経済生産性本部生産性労働情報センター,1998年。
『キャリア形成』(共著)中央経済社,2005年。
『働く人のキャリアの停滞』(共著)創成社,2016年。

横山 和子(ヨコヤマ カズコ)

担当章:第9章
学歴:北海道大学経済学部卒,米国インディアナ州立大学大学院経営管理学修士課程修了(MBA),京都大学博士(経済学)
現職:東洋学園大学大学院現代経営研究科教授,同研究科長
主要著作:
『国連ボランテイアをめざす人へ』(単著),岩波書店,1993年
『国際公務員のキャリア・デザイン』(単著),白桃書房,2011年。
『Human Resource Management in the UN』(単著),白桃書房,2014年。

中川 有紀子(ナカガワ ユキコ)

担当章:第10章
学歴:慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。
職歴:三井信託銀行,米国野村証券,日本GEなどで人事部実務家として25年勤務後,アカデミックにキャリアシフト。
現職:立教大学大学院ビジネスデザイン研究科教授
主要著作:
「女性管理職育成・登用をめぐるエージェンシー理論分析―日米韓3社の事例分析―」,経営哲学学会誌Vol.10。
“The Effect of Women Managers and Gender Diversity on Firm Performance.”, Journal of Diversity Management, May 2014,Vol 9.
“The gender diversity–firm performance relationship by industry type, working hours, and inclusiveness: An empirical study of Japanese firms.”, Journal of Diversity Management, May 2015,Vol10.

寺村 絵里子(テラムラ エリコ)

担当章:第11章
生年:1972年 神奈川県生まれ
学 歴:中央大学文学部卒,お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了,博士(社会科学)
現 職:明海大学経済学部准教授,早稲田大学トランスナショナルHRM 研究所客員研究員
主要著作:
「女性事務職の賃金と就業行動-男女雇用機会均等法施行後の三時点比較-」『人口学研究』,日本人口学会 (第48号) 7-22,2012年。
「民間企業における職場規範が女性の就業行動に与える影響の実証分析」,博士学位論文 お茶の水女子大学,2015年。
「女性の政治参加と政治意識―職業属性に着目した実証分析―」三船毅編『政治的空間における有権者・政党・政策』中央大学社会科学研究所研究叢書35,中央大学出版部,第1章,2018年。

戎野 淑子(エビスノ スミコ)

担当章:第13章
学歴:慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了
現職:立正大学経済学部教授
主要著作:
『労使関係の変容と人材育成』(単著)慶應義塾大学出版会,2006年。
Manual on labor-management relations:Japanese experience and best practices(共著), Asian productivity organization, 2014.
『労使関係と職場の課題』(単著)日本生産性本部, 2018年。

于 洋(ウ ヨー)

担当章:第14章
生年:1971年中国北京市生まれ
学歴:早稲田大学政治経済学部卒,同大学大学院経済学研究科博士後期課程修了,博士(経済学)
現職:城西大学現代政策学部教授,早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員
主要著作:
『ポスト改革期の中国社会保障はどうなるのか』(共著)ミネルヴァ書房,2016年。
『社会保障論』(共著)成文堂,2015年。
『中国の弱者層と社会保障―「改革開放」の光と影―』(共著編)明石書店,2012年。

鈴木 秀一(スズキ シュウイチ)

担当章:第17章
生年:1955年生まれ
学歴:慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学
現職:立教大学経営学部教授(経営学博士)
主要著作:
『経営文明と組織理論(改訂版)』(単著)学文社,1997年。
『入門経営組織』(単著)新世社,2002年。
CrossCulturalPerspectivesofAutomation:TheImpactonOrganizationalandWorkforce
ManagementPractice,(共著)ReinerJohnVerlag,Berlin,1995.他論文多数。

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 第1部 人的資源管理を取り巻く環境
  • 第1章 労働市場と人的資源管理の関係を考える
  • 第2章 戦略と人的資源管理
  • 第2部 企業組織とHRMの基本的理解
  • 第3章 採用と導入訓練
  • 第4章 業績管理とコンピテンシー
  • 第5章 評価と動機づけ
  • 第6章 報酬管理
  • 第7章 リーダーシップ
  • 第8章 キャリア形成
  • 第9章 グローバル人材開発
  • 第10章 ダイバーシティとインクルージョン
  • 第11章 ワーク・ライフ・バランス
  • 第12章 人事部の機能と役割
  • 第3部 HRMのマクロ的視点
  • 第13章 労使関係と人的資源管理
  • 第14章 セーフティーネットと人的資源管理
  • 第15章 企業の国際化と人的資源管理
  • 第4部 特定テーマの掘り下げ
  • 第16章 「働くことの意味」と人的資源管理:基礎としての「労働」理解
  • 第17章 資源ベース戦略論と人的資源管理