企業責任と法
企業の社会的責任と法の役割・在り方

企業法学会 編
 

定価 3,080円(税込)本体2,800円
A5判並製 310頁
ISBN 978-4-8309-4845-9(4-8309-4845-0)
2015年1月15日発行
分類:法律 > 商法 > 企業法
在庫あり
企業の社会的責任と法の調和を考える!

東日本大震災を契機に,企業の社会的責任を果たすべき利害関係者の対象範囲を拡大する機運が生まれた。法は社会を律する役割がある一方で,過度な規制は,企業の機動的な対応を阻害し効率的な経営に支障をきたす。企業の社会的責任の範囲拡大と法の役割・在り方を如何に調和させるべきか,リスク管理や行政の役割も考慮しつつ,考察・検討。

主要目次
  • 第1章 企業の社会的責任の意義と法の役割
  • Ⅰ.企業の社会的責任(CSR)の法的位置づけ
  • Ⅱ.企業統治と法の役割
  • 第2章 企業のリスク管理とコンプライアンス
  • Ⅰ.技術情報の流出における企業責任―退職者の技術情報漏洩防止対策を中心に―
  • Ⅱ.パワーハラスメントとリスク管理
  • Ⅲ.企業の環境リスク管理―CSRからの考察―
  • 第3章 企業責任と行政の役割
  • Ⅰ.企業責任と商業登記
  • Ⅱ.企業における税務上の不正行為等と規制策
  • 第4章 企業責任における法の在り方
  • Ⅰ.ソフトウェア・ライセンスにおける優越的地位の濫用問題ついての一考察
  • Ⅱ.株式取得に関する独占禁止法上の企業結合審査手続の改正と企業に求められる法的責任