通商戦略の論点
世界貿易の潮流を読む

馬田啓一・木村福成 編著
 

定価 2,860円(税込)本体2,600円
A5判上製 232頁
ISBN 978-4-8309-4822-0(4-8309-4822-1)
2014年6月1日発行
在庫あり
日本の通商戦略論の最新版!

世界貿易の潮流に大きな変化が生じるなか、日本の通商戦略も大きな転機を迎えている。日本経済再生のカギを握る新通商戦略が目指すべきものとは。アジア太平洋の新通商秩序、新たな通商立国の条件、次世代型の通商課題など、日本が直面する目下焦眉の通商上の問題を様々な視点から取り上げ、その現状と課題を鋭く考察。

主要目次
  • 第Ⅰ部 アジア太平洋の新通商秩序
  •  第1章 経済連携の潮流と日本の通商戦略
  •  第2章 TPPとRCEP:米中の相克と日本
  •  第3章 国際制度の標準化と貿易円滑化の促進―MRA協定と貿易コストの関連性―
  •  第4章 TPP締結後の補償・調整支援措置―日本版貿易調整支援(TAA)導入の意義と課題―
  • 第Ⅱ部 新たな通商立国の条件
  •  第5章 東アジアの生産ネットワーク―域内でのさらなる深化と他地域との結びつき―
  •  第6章 日本の国際収支:貿易立国から投資立国へ
  •  第7章 貿易が雇用・生産性に及ぼす影響
  •  第8章 サービス貿易の自由化:現状と課題
  •  第9章 アベノミクスと通貨戦争の虚実
  • 第Ⅲ部 次世代型の通商課題
  •  第10章 アフリカの資源をめぐる貿易・投資と貧困削減
  •  第11章 日本における地球温暖化対策の苦悩
  •  第12章 世界食糧危機と農産物貿易
  •  第13章 日本の食料保障政策:関税から直接支払いへ
  •  第14章 日本のエネルギー通商戦略の課題―シェールガス革命への対応―