本書を読むことなくして,国際経営を語ることは出来ない。本書は,国際経営学の世界的な諸学者が,斯学の学問的規範と研究の現状,そしてさらなる進歩発展のためには何がなされるべきかを厳しく明確に開示するものである。特に近年,国際経営学が理論ジャングル化したかに見られる日本にとり,その先進国型理論形成過程は正に必読の価値ある書。