経営と文化は異なる定義であり,その融合は“異なる顔の”「戦略的思考」となる。論者たちは異文化経験を梃子にし,新しい研究領域を開拓して国際経営と経営文化を融合の学問とする。「経営は文化なり」と信じグローバル化を取り込み問題解決への戦略的経営が理論家と実務家とを繋ぎ,国際経営と経営文化を結合させた。その融合事例の豊富な多様性が本書の真髄である。