講義の過程で,経営学理論と管理技法の教授に,いつも不完全さを感じてきた著者が,「経営管理論」は実験科学の授業科目であり,現代のマス講義型の制度では本格的に「経営管理論」を教えることは難しい,としてその打開策を本書で説く。自己を掘り下げ,環境を自己化し,極限状況で問題解決ができる個人の能力開発と,経営科学文明論をも提言する。