原子力発電企業と事業経営
東日本大震災と福島原発事故から学ぶ

小笠原英司・藤沼司編著

定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判上製 218頁
ISBN 978-4-8309-4905-0(4-8309-4905-8)
2016年7月20日発行
在庫あり
編著者紹介
[編著者]
小笠原 英司(オガサワラ エイジ)

明治大学経営学部教授
略歴 一九四七年生まれ。明治大学大学院経営学研究科博士課
   程単位取得退学。立正大学経営学部教授を経て現職。博士
   (経営学)。明治大学経営学部長、明治大学大学院長、経営
   学史学会理事長等を歴任。
主著 『経営哲学研究序説』(文眞堂、二〇〇四年)。『日本の経
   営学説 Ⅰ』(編著、文眞堂、二〇一三年)など。

藤沼 司(フジヌマ ツカサ)

青森公立大学経営経済学部准教授
略歴 一九六九年生まれ。明治大学大学院経営学研究科博士後
   期課程単位取得退学。愛知産業大学経営学部専任講師を経
   て現職。博士(経営学)。
主著 『経営学と文明の転換』(文眞堂、二〇一五年)。
   主要論文 「メイヨー─人間関係論の思想的基盤─」吉原正彦
   編著『メイヨー=レスリスバーガー─人間関係論─』(文眞堂、
   二〇一三年)。

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 第一章 科学技術時代における「専門家」と「生活者」
  • ―原発問題に接近するための基礎概念―(小笠原英司)
  • 第二章 専門化社会における「安全・安心」確保の問題
  • ―「専門家と生活者の協働」構築への予備的考察―(藤沼 司)
  • 第三章 原子力「安全神話」をめぐる考察(野中洋一)
  • 第四章 システム信頼の逆機能に関する試論
  • ―言説分析による解釈を手掛かりにして―(木全 晃)
  • 第五章 リスク・コミュニケーションの現状とその可能性
  • ―「福島原発事故」の社会的合意形成を目指して―(石井泰幸)
  • 第六章 原子力発電の安全性に係るアカウンタビリティへの接近
  • ―東日本大震災後の東京電力の事例の解釈を通じて―(坂井 恵)
  • 第七章 災害時における地域金融機関の行動(森谷智子)