外資の経営史

橘川武郎・金花・井岡佳代子(共著)

定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判上製 158頁
ISBN 978-4-8309-4887-9(4-8309-4887-6)
2016年3月10日発行
在庫あり
経営史家が照射する外資の実態と論理

外国資本との提携や海外での直接投資は,企業経営にいかなる影響を及ぼすか。「インバウンドとアウトバウンド」「シナジーとコンフリクト」「作用と反作用」という3つの論点に即し,日本・中国・タイ・アメリカ・ドイツに関連する四つのケースを取り上げて,国際関係経営史の視角から濃密な分析を加える。

主要目次
  • 序章 外資の経営史の意義と課題
  • 第I部 外資提携のインパクト
  •  第1章 産学官連携を変えたシナジー: 中国・東軟集団
  •  第2章 高収益実現とコンフリクト:日本・東燃
  • 第Ⅱ部 海外直接投資の反作用
  •  第3章 外国での創業と本国への帰還:ドイツ・イリス商会
  •  第4章 直接投資を契機とした企業構造の転換:日本・味の素
  •  終章 要約・貢献と残された課題