豊かさと健康を希求する人間は、経済の成長と発展に努めた結果、先進国を中心にまがりなりにもこれを実現してきた。しかし、経済の発展は人口転換を推し進め、少子高齢化が顕在化しはじめた結果、これが経済のさらなる成長と発展の障害になりかねない状況が生じている。本書は、人類の歴史を俯瞰して、こうした問題発生の経緯を考察している。