日本におけるバーナード理論研究

川端久夫 著
 

定価 4,620円(税込)本体4,200円
A5判上製 390頁
ISBN 978-4-8309-4848-0(4-8309-4848-5)
2015年5月15日発行
在庫あり
著者,バーナード理論研究の集大成!

組織論の革命を先導したバーナード。その言説は,日常の組織運営の細部観察から現代社会を貫く原理的対立の洞察に至るまで,諸多の光彩と陰影に満ちている。その魅力に惹かれて幾多の優れた研究者がその理論の研鑽と普及に勤しんだ。本書はその奮励努力を跡づけると共に,バーナード理論に内在する重大な瑕疵について読者の注意を促している。

主要目次
  • 序章 本書の構成
  • 第1章 “組織”定義の生成・確定の経緯
  • 第2章 対コープランド反論の再検討
  • 第3章 加藤勝康。‘3つの視点の出会い’
  • 第4章 北野利信。企業価値の創造
  • 第5章 飯野春樹。‘責任と権威’の理論
  • 第6章 庭本佳和。‘バーナード経営学’の展開
  • 第7章 挿入。ルーマン-バーナード問題瞥見
  • 第8章 真野脩。組織経済論への挑戦
  • 第9章 小泉良夫。側生組織論との格闘
  • 第10章 渡瀬浩。HO-SOモデルの意義
  • 第11章 馬場敬治・岡本康雄・土屋守章。バーナード・サイモン理論の形成
  • 第12章 総括に代えて──バーナード理論の現在
  • 付録 経営学と経済学──学説史的素描──