国際経済学の中心的学者の一人であるE. ヘルプマン教授による書。国際貿易論が近年大きく変化している中での新しいモデルの出現を,伝統的貿易理論である比較優位論から「新」貿易理論まで,数式などを使わずにわかり易く系統だって書く。歴史的変遷を述べつつ現在に役立つ貿易理論を丁寧に述べ,現在の貿易の諸問題を説いている。
書評:『グローバル貿易の針路をよむ』 『世界経済評論』2013年5/6月号に書評が掲載されました(評者 若杉隆平氏)。