経営・商学系大学院生のための論文作成ガイドブック

片岡信之・齊藤毅憲・佐々木恒男・高橋由明・渡辺 峻 共編著
 

定価 1,760円(税込)本体1,600円
A5判 212頁
ISBN 978-4-8309-4491-8(4-8309-4491-9)
2004年8月発行
絶 版
良い論文・合格する論文とは?

論文の書き方を教えます。学位の取り方を教えます。本書で研究ができ,論文が書けるようになる。大学院生・社会人院生・外国人留学生の「研究生活全般」をサポート!
第1章では,最も基本的な問題である「研究の進め方」について概説し,種々のガイダンスをしている。具体的には,問題意識,研究のテーマ,研究のネタづくりなどが中心的な関心事になっている。(佐々木恒男)
第2章では,基本的な「論文の書き方」を概説し,種々のガイダンスをしている。論文とレポート作成との違いに,具体的な研究論文のつくり方とマナーなどが説明されている。第1章につづけて読んでほしいと思っている。(高橋由明)
第3章では,社会人院生や外国人留学生のために,種々の「研究生活上のアドバイス」をしている。具体的に,本章では大学院進学前から進学後の研究生活にとって重要なポイントを明らかにしている。どうしたら,大学院生活を充実したものにし,よい研究がつくれるのであろうか。(齋藤毅憲)
第4章では,後期課程に進学し,「博士号取得を目指す大学院生」のために種々のアドバイスをしている。博士論文と修士論文の違い,課程博士と論文博士の区別,博士論文の備えるべき要件から始まり,博士論文作成の具体的方法の数々があげられ,効率よく・計画的に学位論文を書けるように導くことが意図されている。また,社会人院生として立派な学位論文を書き上げた先輩の経験談を収録したので,参考になるとともに元気づけられるであろう。(片岡信之)
第5章では,提出する論文が,いかなる基準で評価されているのか,一般的な基準と各大学の具体的な事例を紹介している。ここでは,まず,研究論文一般に求められ全国の大学に共通する評価基準を挙げて,それぞれ説明し,また審査の手続きも紹介している。次に,具体的に個別の大学においては,どのような基準で評価するのか,全国の著名教授のご意見を聞いて,それを紹介している。(渡辺峻)/巻末:注・参考文献の表示