公益法人・NPO法人と地域

現代公益学会編

公益叢書 第六輯〉
定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判並製 242頁
ISBN 978-4-8309-5010-0(4-8309-5010-2)
2018年11月5日発行
分類:社会学
在庫あり
地域こそ公益活動・公益法人の発展・拡充の鍵!

日本の公益活動・公益法人は、大学・学校を含め、長い間地域を軽視してきた。その点は欧米に比べて大きく遅れてきた。今、公益の世界で、漸く地域が見直されつつある。まちづくりでも、その一環の介護の社会化でも、地域・住民の意識改革と協力がその正否の鍵である。本書の構成は、「地域と公益」「環境と公益」からなり、公益学研究の原点回帰となる書。

主要目次
  • 地域と公益 
  • 第Ⅰ部 公益法人・非営利法人と地域
  • 第1章 学校法人・公益法人と地域―地域は公益の基点・拠り所―(小松隆二)
  • 第2章 非営利法人の現状と課題(渡辺勝也)
  • 第3章 市民社会組織の学習支援と公益(安田尚道)
  • 第Ⅱ部 地域・自治体における共生と公益
  • 第4章 地域包括ケアの課題と地域共生社会への展望(山路憲夫)
  • 第5章 エイジレス社会における人材の循環的活用―高年齢者雇用安定法の現状と課題―(村上正史)
  • 第6章 わが国自治体におけるCSRの政策化の意義と課題(泉貴嗣)
  • 第Ⅲ部 地域における被災・犯罪と公益の対応
  • 第7章 被災地域事業者への復興支援コンサルティングから公益活動を考える(青木和博)
  • 第8章 濱口梧陵と公益―「稲むらの火」説話にみる防災の精神―(仁茂田恭一郎)
  • 第9章 未成年者の法律違反についての社会と公益(横山勝)
  • 環境と公益
  • 第1章 原子力発電に公益性はあるか(北沢栄)
  • 第2章 技術と社会の協働―デンマークの風力発電機開発等からの考察―(上野伸子)
  • 第3章 生活環境と酸素およびオゾン(苗村晶彦)