日本法の論点 第1巻

笠原俊宏 編
 

日本法の論点 第1巻〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判上製 290頁
ISBN 978-4-8309-4727-8(4-8309-4727-6)
2011年11月25日発行
分類:法律 > 法学 > 法学一般
品 切
わが国実定法の神髄を研究者と実務家が究明

日本法の論点と課題の究明を共通の目的とする研究者と実務家が多角的見地からわが国実定法の深層を解析してその体系の更なる精緻化を試みる。学術の発展と実務の改善の基盤を築く研究の精華が結集した法律学論集の第1巻。憲法、行政法、租税法、民法、商法、民訴法、刑訴法、経済法、国籍法、国際私法の重要問題を論究する珠玉の27編を収録。

主要目次
  • はしがき/日本国憲法と生命権(嶋崎健太郎)/公務員の政治活動の自由(北村美穂子)/違憲収集証拠と取調べの可視化(川又伸彦)/制度としての「裁判の公開」と人権の保障(宮原 均)/国際法学に基づく憲法第九条解釈の試み(齋藤 洋)/行政立法と解釈改憲(山下清兵衛)/租税法律主義と国税不服審判所の改革(横山和夫)/会計基準に対する法規定構造(長島 弘)/取調べの可視化に対する現状とその対応(國田武二郎)/おとり捜査の法的課題(宮木康博)/少年刑事事件と裁判員裁判(今出和利)/事情変更の原則における現代的判断基準(大山直樹)/未成年者の医療契約の締結能力と侵襲への同意能力(河原 格)/有料老人ホームの入居一時金の返還(太矢一彦)/生殖補助医療に対する法的規制(池谷和子)/不動産商事留置権の成否(永田 均)/組織再編における反対株主の株式買取請求権と「公正な価格」(河内隆史)/白地手形における主観説と客観説の理論的検討(遠藤喜佳)/船舶先取特権と準拠法(吉田 愛)/民事裁判とDNA鑑定(豊田博昭)/公務文書とインカメラ審理(佐藤優希)/法定訴訟担当としての取立訴訟(三谷忠之)/独占禁止法における課徴金制度(多田英明)/国籍法の改正とその特質(関口晃治)/国際私法の任意的適用性の決定基準(徐 瑞静)/国際私法における公序良俗(佐々木 彩)/わが国際私法における基本原則の今後の課題(笠原俊宏)