戦後自由主義の信望が地に落ちていたドイツにおいて,新しい自由の解釈のもとで自由主義の再興が果たされた。これを秩序自由主義(Ordoliberalismus)という。秩序自由主義は,戦後ドイツの経済体制に建設的に批判的に関与している。本書は,秩序自由主義の著者独自の解釈による資本論・福祉論・EU論である。