企業不祥事が続発するなか,企業責任と企業統治のあり方が根本的に問われている。本書は企業の社会責任をはじめ経済責任,環境責任の内容を明らかにするとともに,統治改革の状況を国際比較の視点から分析し,さらに不祥事により破綻,苦境に陥った企業の脱出,再生過程の国際的事例を追跡する。数多くの重要な示唆と知的刺激を提供する。