国際経済ルールの戦略的利用を学ぶ

中川淳司・米谷三以 編著

定価 3,850円(税込)本体3,500円
A5判並製 334頁
ISBN 978-4-8309-5170-1(4-8309-5170-2)
2022年3月25日発行
在庫あり

国際経済法のさまざまな分野におけるルールの形成と利用の事例を取り上げ、いかなる主体がルールの形成・利用過程に関与するか、ルールの内容や法形式、交渉フォーラムがいかにして選択されたか、実際に関与した日本の当事者(政府当局者、私企業・業界団体、法曹など)が国際経済ルールの形成と利用の実態を解説し、課題を明らかにする本邦初の書。

主要目次
  • 第1章 国際経済ルールの形成と利用:総論的考察
  • 第2章 「質の高いインフラ」原則の形成過程
  • 第3章 商品(関税)分類の国際的な統一ルールの形成
  • 第4章 先端技術製品に関する関税分類紛争と解決策としてのHS条約改正―特にデジタル複合機に関する分類紛争を中心に
  • 第5章 WCO/WTOにおける関税問題と企業・産業団体
  • 第6章 農業・農産物貿易のルール形成及び利用
  • 第7章 内側から見たサービス貿易協定交渉
  • 第8章 デジタル貿易の国際ルール形成
  • 第9章 WTOにおけるいわゆる「上級委員会危機」について―国際法と主権国家の関係という視点から
  • 第10章 日本の通商政策―WTOからTPPへ、「経済安保」と国際通商システムの行方、今後の展望
  • 第11章 投資の保護・促進のためのルール形成―投資家対国の紛争解決制度の意義と展望
  • 第12章 国際仲裁手続の迅速化に向けたルール形成の動向
  • 第13章 対内直接投資審査の在り方について
  • 第14章 地球規模課題に関するルールメイキング及び実施についての比較検討―パリ協定とSDGsの分析
  • 第15章 デジタル化社会における国際課税
  • 第16章 国際課税の分野における国際ルールの形成と利用
  • 第17章 マネー・ローンダリング対策と弁護士に対する規制
  • 第18章 宇宙資源開発に関する法形成過程
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