渉外私法関係の規律における当事者意思尊重の立場から、国際私法の適用、準拠法の選定、準拠外国法の解釈・適用の3つの次元における私的自治の発現について、内外の立法、判例、学説を検討するとともに、最密接関連性の原則と弱者利益の保護の理念に収斂している現代国際私法の諸原則と当事者自治の原則との優先関係について実証的に論述。