バランシングの経営が、新時代を切り開く

本書では、企業の機能的要素が有機的「バランス」を取ることにより、その競争優位が実現されるという認識の下で、企業行動の本質をシステムの要素間での「バランス」と、柔軟な「全体システム」の両面から捉え、こうした「バランシング」の問題を、経営学・商学と経営工学にまたがる文理融合型のアプローチで論じている。

主要目次

• はしがき　「企業活動における効率性と多様性の調和をめざして」
• 第1部：バランシングの経営管理
• 　1章　経営管理における経営資源と意思決定
• 　2章　人的資源の管理と支援
• 　3章　財務管理・経営分析と金融工学
• 　4章　情報管理における情報量とファジィ・エントロピー
• 　5章　情報の非対称性と合意形成メカニズム
• 　6章　コミュニケーション・ネットワークにおける低エネルギーと高エントロピーの調和モデル
• 　7章　現代の企業とCSR
• 第2部：バランシングの経営戦略
• 　8章　顧客満足（CS）のためのマーケティング戦略
• 　9章　グローバル・ビジネスにおける標準化と現地適応化の調和問題
• 　10章　新製品開発とイノベーション
• 　11章　リエンジニアリング（BPR）とサプライチェーン・マネジメント（SCM）
• 　12章　M&AとWWWアライアンス
• 第3部：バランシングの生産システム
• 　13章　少品種多量生産と多品種少量生産
• 　14章　需要予測と生産計画
• 　15章　品質管理における効率性と安全性の調和
• 　16章　MRPシステムとJITシステム
• 　17章　循環型生産システムと環境志向型クォリティ