南アフリカ社会経済史

C.W.デ キーウィト 著
 野口建彦・野口知彦 訳

定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判上製 290頁
ISBN 978-4-8309-4683-7(4-8309-4683-0)
2010年7月1日発行
在庫あり
究極の人種差別社会はいかにして形成されたのか。
格差化の進む現代世界への警鐘!

「現代人種思想の起原を解明した南アフリカ研究の一大古典」(ハナ・アーレント)
「著者の学識と洞察力が,10年に一度か二度しか味わえないような知的満足を与えてくれる。」(A.J.P.テイラー)
W.M.マクミラン教授の先駆的業績と,L.トンプソン教授の大著『南アフリカの歴史』を架橋する本書は,圧倒的多数の黒人先住民社会に植民・参入したオランダ系白人であるボーア人の恐怖から生じた人種差別思想が,後発のイギリス人の自由帝国主義と絡んで,やせたアフリカ台地に織り成す歴史を,臨場感あふれる筆致で描きつくす一大古典である。