本書はGVCsの形成期において,「新しい貿易」「失われた貿易」という新たな分析視点から国際貿易の拡大・縮小要因を紐解く。貿易財レベルで国際規格の有無による代替弾力性の相違を考慮した独自の財分類(IHY分類)を用いて,経済のグローバル化を阻害する貿易障壁が国際貿易へ与える影響を考察した類稀な学術書である。
受賞図書「2022年度日本貿易学会 学会賞」2023.5.27
井尻直彦 著『日本の貿易変動と非関税障壁』が「2022年度日本貿易学会 学会賞」を受賞いたしました。