現代日本の組織における従業員に対する管理は,個人としてのパフォーマンスを要求する人材マネジメントと,従業員の生活領域に配慮するワーク・ライフ・バランス支援が同時に求められる,複雑な状況を呈している。本書は,こうした管理の影響のもとで,従業員が人材であり生活者でもある自らのアイデンティティをどのように形成しているのかを示したものである。
書評掲載『人材マネジメントとアイデンティティ』 日本経営学会誌第50号に 櫻井雅充 著『人材マネジメントとアイデンティティ―従業員の人材化とワーク・ライフ・バランス―』の書評が掲載されました。