社会の安定のために、貨幣を制御しなければならない。国際金融危機の背景には、行き過ぎた富の流動化(証券化)がある。流動性は制度・権力によって支えられる。それを世界経済のレベルで解き明かすことが重要である。かつては、そのような視座をもつ経済理論・思想があった。忘れられた貨幣論を再発見し、貨幣の暴走をしずめる知恵を歴史に探る。
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書評紹介『貨幣の制御』 高 英求 著『貨幣の制御 ―流動性の理論・思想史―』の書評が高崎経済大学論集(第63巻第2号)に掲載されました。