アジアにおける民主主義と経済発展

山本博史 編著

〈神奈川大学アジア研究センター叢書 5〉
定価 4,620円(税込)本体4,200円
A5判上製 238頁
ISBN 978-4-8309-5028-5(4-8309-5028-5)
2019年3月25日発行
分類:政治
在庫あり
執筆者紹介
[編著者]
山本 博史(ヤマモト ヒロシ)

最終学歴:神奈川大学大学院経済学研究科 博士(経済学)
所属:神奈川大学経済学部
主要著書・論文:
『タイ糖業史―輸出大国への軌跡』(御茶の水書房,1998年)
「タイのおける王党派思想とナショナリズム」(永野善子編著『帝国とナショナリズムの言説空間─国際比較と相互連携』御茶の水書房,2018年)

[著者]
菅原 昭(スガワラ アキラ)

最終学歴:神奈川大学大学院経済学研究科 博士(経済学)
所属:元神奈川大学経済学部非常勤講師
主要著書・論文:
『タイ近代の歴史像』(白桃書房,2000年)
「タイ近代性としての小農的世界―タイ東北部市場における米の価格形成の問題を中心にして」(永野善子編著『植民地近代性の国際比較―アジア・アフリカ・ラテンアメリカの歴史経験』御茶の水書房,2013年)

内橋 賢悟(ウチハシ ケンゴ)

最終学歴:横浜国立大学大学院国際社会科学研究科 博士(学術)
所属:神奈川大学経営学部非常勤講師
主要著書・論文:
『50-60年代の韓国金融改革と財閥形成―「制度移植」の思わざる結果』(新評論,2008年)
「第7章.韓国」(上川孝夫編『国際通貨体制と世界金融危機―地域アプローチによる検証』日本経済評論社,2011年)

ケイワン アブドリ(ケイワン アブドリ)

最終学歴:東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(経済学)
所属:神奈川大学非常勤講師
主要著書・論文:
「革命後のイランにおける特権企業の生成と変貌―モスタズアファーン財団を事例に―」(『中東レビュー』Vol. 3(2015-2016),アジア経済研究所,2016年)
「イラン―政治の底流にある諸派閥攻防の歴史と展望」(後藤晃・長沢栄治編『現代中東を読み解く―アラブ革命後の政治秩序とイスラーム』明石書店,2016年)

森元 晶文(モリモト アキフミ)

最終学歴:明治大学大学院商学研究科博士課程修了 博士(商学)
所属:大阪国際大学経営経済学部
主要著書・論文:
「途上国開発政策に内在する開発リスク生成の構造と展開:フィリピンの海外労働力促進政策を巡って」(郭洋春編著『開発リスクの政治経済学』文眞堂,2013年)
「オフショアリングとアジア経済―世界経済のサービス化―」(平川均・石川幸一・山本博史ほか編著『新・アジア経済論―中国とアジア・コンセンサスの模索』文眞堂,2016年)

藤村 是清(フジムラ コレキヨ)

最終学歴:ケント大学大学院MA(東南アジア研究)
所属:神奈川大学非常勤講師
主要著書・論文:
「還流的労働移動の社会的条件―1876-1939年、中国南部3港の海関旅客統計を中心に」(冨岡倍雄・中村平八編『近代世界の歴史像―機械制工業世界の成立と周辺アジア』世界書院,1995年)
「移民サイクル再考―国際学会報告“The Migration Effects of Chinese Returnees on Emigration in the Late 19th Century as Compared to European Migration”について」(神奈川大学経済学会編『商経論叢』53-4(山本通先生退職記念号),2018年)

高城 玲(タカギ リョウ)

最終学歴:総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程単位取得退学 博士(文学)
所属:神奈川大学経営学部
主要著書・論文:
『秩序のミクロロジー─タイ農村における相互行為の民族誌』(神奈川大学出版会,2014年)
「分断される国家と声でつながるコミュニティ─タイにおける政治的対立と地方コミュニティラジオ局」(永野善子編著『帝国とナショナリズムの言説空間─国際比較と相互連携』御茶の水書房,2018年)

平川 均(ヒラカワ ヒトシ)

最終学歴:明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得退学 京都大学博士(経済学)
所属:名古屋大学名誉教授,神奈川大学非常勤講師
主要著書・論文:
H. Hirakawa et al. eds., Innovative ICT Industrial Architecture in East Asia: Offshoring of Japanese Firms and Challenges Faced by East Asian Economies (Springer Tokyo, 2017)
「東アジア経済統合の新たな展望」(アジア政経学会『アジア研究』第64巻第4号,2018年10月)

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 第1章 民主主義と経済発展―世界経済の政治的トリレンマとタイ―(山本博史)
  • 第2章 タイの出稼ぎと民主化―東北タイの事例を中心にして―(菅原 昭)
  • 第3章 韓国における経済発展と民主化―光州事件後の民主化政策に伴う新自由主義経済の浸透とその韓国的特異性―(内橋賢悟)
  • 第4章 イランにおける企業発展の歴史と現状―「国家資本主義」と「権威主義」の狭間で―(ケイワン・アブドリ)
  • 第5章 フィリピンにおける経済発展と民主化(森元晶文)
  • 第6章 太平洋郵船外輪船図・考―アジアにおける経済発展と民主化との関連で―(藤村是清)
  • 第7章 現代タイにおける政治的対立の歴史的背景─2014年のクーデターにいたるまで─(高城 玲)
  • 第8章 グローバリゼーションと後退する民主化―アジア新興国に注目して―(平川 均)
お知らせ

書評紹介『アジアにおける民主主義と経済発展』
 山本博史 編著『アジアにおける民主主義と経済発展』が、『外交』2021年5/6月号(Vol.67)、いまを読む5冊「東南アジアの民主主義をみる5冊」で紹介されました。評者は筑波大の外山文子氏です。

お知らせ

書評紹介『アジアにおける民主主義と経済発展』
 山本博史 編著『アジアにおける民主主義と経済発展』が、『外交』2021年5/6月号(Vol.67)、いまを読む5冊「東南アジアの民主主義をみる5冊」で紹介されました。評者は筑波大の外山文子氏です。