東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故は、現代社会は決して安全な社会ではない、すなわちリスク社会だということを認識させた。現代は開発をすればするほどリスクが増大する社会となった。なぜこれほどリスクが増大するのか。本書は現代社会のリスクの本質を明らかにし、それを克服するための新たな価値体系としての平和経済学を提唱する。