個人と組織との関わりが弛みなく変容する現代社会で,中日米三カ国での実証研究を通じて,組織コミットメント研究のパラダイム変換の必要性を論じる。構造の多様性を探求し,個人の深層及び関係的文脈の側面から組織コミットメントの形成基盤と発展の解明を試みた。組織コミットメントの本質を理解するための新機軸がここにある。