日本経済は,その規模が10数年前を下回るほどに衰退している。それが国民の雇用や所得に悪影響を与え,また国の財政を危機的状態に追いやっている。本書は,日本の国際競争力を再検討し,「過度の市場主義からの脱却」や「企業の収益最大化を国のGDP最大化と一致させること」などの新たな成長戦略を提言する。