少子・高齢化時代に入り,年金制度や医療制度などを維持できなくなるのではないかという不安が社会に広がっている。本書は,このような不安に応えることを第一義とするが,事態は人々の心配以上に根が深く,経済・社会構造の抜本的な変革も不可避なので,新しい状況への対応に示唆を与えることも狙いとする。