国内農業への影響や米国の対日圧力を恐れたTPP反対論が根強いなか、アジア太平洋地域の新たな通商秩序の構築に向けて、日本はいかなる戦略を持ってTPP交渉に臨むべきか。本書は、TPP推進論を唱える気鋭の研究者14名が、日本のTPP戦略の課題と展望について様々な視点から考察を試みたものである。(本書はしがきより)