サイモンの諸研究の根底に存在するのは、複雑さの中に「意味のある単純さ」を見出すことこそ科学の目的であるとする科学観である。サイモンは「限定された合理性」をキー・コンセプトにそうした科学観から問題に取り組み、経営を論じる。本書はそうしたサイモンというノーベル賞学者の理論を、代表的な著作三点を中心に説き明かしている。
(※ 在庫表示は書店の在庫と一致しない場合がございます。)