制度や組織の改革にはコンフリクトが生じ,その解決能力がなくては改革は推進されない。他方,コンフリクト解決能力を高めることが経営の競争優位性を保つことになる。本書は,フォレット,バーナードの理論を論拠にして,ビジネス交渉,市の行政改革,裁判所の調停を論じ,実際に現場に生かし,さらにその理論化を図った意欲的書である。
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