東アジア統合という思想

川本忠雄 著
 

定価 2,640円(税込)本体2,400円
A5判上製 218頁
ISBN 978-4-8309-4781-0(4-8309-4781-0)
2013年3月25日発行
在庫あり
東アジアコミューン、そこに生きる個人・住民の生き方を問う!

本書の独自性はその視角にある。何のための、誰のための統合なのかという視角は一貫している。重要なのは日々、地域で生きる諸個人であり、そこでの生活の質である。また統合の考察を通じて、今後の「このくにのかたち」とそこに生きる個人・住民の生き方を問うている。将来の「東アジアコミューン」を幻視する試論である。

主要目次
  • 第1章 現代世界経済の基本的性格
  • 第2章 東アジア統合論の諸潮流
  • 第3章 東アジアにおけるマクロリージョンとアイデンティティ
  •  ―EUとの比較の視点から―
  • 第4章 東アジア海運と日本港湾の有機的ネットワーク
  •  ―先進国型港湾政策への転換を求めて―
  • 第5章 グローバルスタンダード下の日韓農業の現状と連携
  • 第6章 グローバリゼーションと地方の自律
  •  ―日本の地方の現状と制度的枠組みを中心に―
  • 終章 人口減少社会の「衝撃」と地方の生存
  •  ―「昭和幻想」からの脱却と地方のソーシャル・ネットワークの構築―