執筆者紹介

［編著者］

蓮見 雄（ハスミ ユウ）

立教大学経済学部教授　編者，序章，第1章，第3章，第4章，第9章第2，3節担当
主要業績：
『琥珀の都カリーニングラード：ロシア・EU協力の試金石』（東洋書店，2007年）
『拡大するEU とバルト経済圏の胎動』(編著，昭和堂，2009 年)
『沈まぬユーロ─多極化時代における20 年目の挑戦』（編著，文眞堂，2021年）

高屋 定美（タカヤ サダヨシ）

関西大学商学部教授　編者，第5章，第7章，第9章第1節担当
主要業績：
『ユーロと国際金融の経済分析』（関西大学出版部，2009年）
『検証欧州債務危機』（中央経済社，2015年）
『沈まぬユーロ─多極化時代における20年目の挑戦』（編著，文眞堂，2021年）

［著者］

石田 周（イシダ アマネ）

愛知大学地域政策学部助教　第6章担当
主要業績：
『EU金融制度の形成史・序説─構造的パワー分析─』（文眞堂，2023年）
「欧州中央銀行（ECB）のマイナス金利政策がユーロ地域の中小規模銀行に及ぼした影響」
（『信用理論研究』第39 号，2022年）
「EU における大銀行の経営戦略の変化と銀行制度の調和─金融機関の「大口株式保有
（qualifying holdings）」に関する規制に着目して─」（『日本EU 学会年報』第39 号，2019
年）

道満 治彦（ドウマン ハルヒコ）

神奈川大学経済学部助教　第8章担当
主要業績：
「気候危機時代における環境政策と企業─気候中立とコロナ後のグリーン・リカバリーに
向けて─」（『比較経営研究』第45 号，2021年）
「EU における再生可能エネルギーの「優先接続」の発達─ 2001 年および2009 年再生可能
エネルギー指令における“Priority Access”“Priority Connection”の概念を巡って」（『日
本EU 学会年報』第39 号，2019年）
「日本における再生可能エネルギー事業発展にとっての壁─再生可能エネルギー特措法第5
条の「優先接続」規定を巡って─」（『比較経営研究』第43 号，2019年）

（データは本書刊行時のものです）

主要目次

• 序　章 グリーン・リカバリーと本書の構成
• 第１章 欧州グリーンディールの射程
• 第２章 欧州グリーンディールの法的基盤─欧州気候法律を手掛かりにして─
• 第３章 ウクライナ戦争と脱ロシア依存
• 第４章 産業戦略としての欧州グリーンディール
• 第５章 グリーンディールと欧州中央銀行の役割
• 第６章 サステナブル・ファイナンスの拡大に向けたEUの金融制度改革
• 第７章 EUタクソノミーが与えるEU域内の金融・経済活動への影響
• 第８章 グリーンディールの前提としての再エネ政策──優先規定の変遷から見る日本への示唆
• 第９章 経済安全保障としてのグリーンディール── EU はサステナブルな産業・金融構造に転換し，復興できるか？