本書では、先行研究や「世界価値観調査」のデータを踏まえ、日本人に特徴的な価値基準や社会規範とは何かを考察。それらが日本社会の諸制度、すなわち、家族、企業、政府(政策)、経済と整合的であること、制度間に相互補完性があること、さらに、それらが変化しつつあり、諸制度にも影響を及ぼしていることを論じたものである。