本書は、1980年代から本格化した競争戦略論についてその勃興期から2020年代の今に至るまでの理論的展開を整理したものである。特に1990年代以降の新しい競争戦略研究に重点を置きつつ、競争戦略論の最新の研究成果をもとに競争優位を持続させているのは、一時的な競争優位を連鎖して獲得している企業ととらえるべきとして、そうした企業の長期的な戦略経路図を提示する。
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