大泉光一(おおいずみ・こういち)
1943 年(昭和18年)、長野県諏訪市生まれ、宮城県柴田郡大河原町で育つ。
《学位》
博士(国際関係)日本大学(学位記番号5534 号)
《略歴》
メキシコ国立自治大学(UNAM)東洋研究所研究員、メキシコ共和国最大の商業銀行“Bancomer” 銀行初代駐日代表、国際事業本部極東地域担当部長、国連多国籍企業センター客員研究員、チリ国立大学客員教授・経済・経営学部学術顧問、ペルー国立サン・マルコス大学客員教授、コロンビア国ロス・アンデス大学客員教授、スペイン国立バリャドリード大学客員研究員・客員教授、同大学アジア研究センター上席研究員・顧問、スペイン国立サンティアゴ・デ・コンポステラ大学大学院客員教授などを経て、日本大学国際関係学部・大学院国際関係研究科教授、2007 年4 月より青森中央学院大学・大学院地域マネジメント研究科教授。
《プロフィール》
1964 年にメキシコ国立自治大学(UNAM)へ正規(給費)留学と同時に始めたライフワーク「支倉常長・慶長遣欧使節」関係の古典ラテン語、古典スペイン語、古典イタリア語による手書きの古文書をスペインやイタリア(ヴァティカン)の文書館で半世紀以上に亘って博捜し、それらを翻刻・邦訳・解読して、多くの新事実を明らかにした。また、著者はわが国で危機管理学を学問として初めて理論体系化したパイオニア(開発者)として知られており、関連主要著書に、『危機管理学総論』(改訂版)、『危機管理学研究』(2 版)、『クライシス・マネジメント(危機管理の理論と実際)(3 訂版』、『行政機関・自治体・企業の危機管理対策ガイドライン』など数十冊あり、危機管理、国際テロ対策、日欧交渉史の専門家として長年テレビ、新聞、雑誌などマスコミ機関、講演会で活躍した。
【主な支倉常長・慶長遣欧使節関係単著書】
『支倉常長─慶長遣欧使節の悲劇─』(中公新書)
『支倉六右衛門常長─慶長遣欧使節を巡る学際的研究─』(文眞堂)
『捏造された慶長遣欧使節記』(雄山閣)
『伊達政宗の密使』(洋泉社)
『キリシタン将軍伊達政宗』(柏書房)
『政宗の陰謀』(大空出版社)
『 暴かれた伊達政宗「幕府転覆計画」─ヴァティカン機密文書館史料による結論─』
(文春新書)
『歴史研究と郷土愛─伊達政宗と慶長遣欧使節─』(雄山閣)
『 支倉常長 慶長遣欧使節の真相─肖像画に秘められた実像』(雄山閣)で2006 年
度第19 回(一般部門)「和辻哲郎文化賞」受賞。
『支倉六右衛門常長『慶長遣欧使節』研究史料集成』1~3 巻、(雄山閣)
など多数。
(データは本書刊行時のものです)