編著者,はじめに,第3章3-2,コラムI,Ⅱ
1935年,秋田市生まれ。東京大学農業経済学科及び(米国)Amherst大学政治学科各卒。外務省に入り,駐ベトナム,チェコスロバキア,ベネズエラ各大使歴任後,富士銀行顧問,麓澤大学外国語学部客員教授,吉備国際大学大学院国際協力研究科科長(主任教授),ノースアジア大学法学部教授(特活)日本紛争予防センター所長,(特活)ジャパン・プラットフォームNGOユニット理事(社)ラテンアメリカ協会理事(株)インターナショナル映画社取締役会長を経て,現在,(岡山県)公設国際貢献大学校教授,日本教育再生機構代表委員,認定NPO法人「難民を助ける会」顧問「メコン地域研究会」会長。専門は,政治学,開発経済学。
開発経済関係の論考は多数あるが,主著に,「アジアの開発をめぐるメカニズム」(共著,アジア経済研究所,1971年),「西欧の農業」(共訳,農業調査会,1966年),「文化観光論』上下2巻(阿曽村智子との共訳,古今書院,2009年),「宗教と開発』(阿曽村智子との共訳,麗澤大学出版会,2010年),『紛争と開発」(訳・注書,たちばな出版,2012年),『メコン地域経済発展論』(訳・注書古今書院,2012年),『ベトナム一国家と民族一』上下2巻(編著古今書院,2013年),『ミャンマー一国家と民族ー』(奥平龍二東京外国語大学名誉教授との共編著,古今書院,2016年),『吉備真備一唐の影響と真備の政治的生涯ー」(文芸社,2018年)。
第4章4-2
1942年,北海道生まれ。早大政経学部卒,英,加,米で生活,1978年帰国。1979年現(財)北海道国際交流センター(HIF)を設立,地方の国際交流活動の草分け的な存在で1985年国際交流基金第一回地域振興賞を受賞。1987年に日本に北米大学交流委員会,米国にExchange:Japanを設立,米加大学の日本語講座の普及を実施し,160の大学に新規に日本語講座を創設した。国際教育協力を通し,貧困削減と平和構築を目的に活動中。
1987年 民際センター,EDF-Thai設立(理事長)。
1995年 EDF-Laos設立
1996年 EDF-America設立
2007年 EDF-Cambodia設立
2012年 EDF-Vietnam,EDF-Myanmar設立,EDF-International理事長就任
現在の活動
基礎教育普及事業 ダルニー奨学金の提供による中学教育の普及学校施設整備事業
校舎建設 ・ 図書・給食等による教育環境の整備
教育内容充実事業 教師養成等による教育内容の拡充
第4章4-1
1960年,愛知県生まれ。東京大学教養学部教養学科国際関係分科卒。東京大学大学院総合文化研究科に進学後,1985年から89年にタイに留学し,タマサート大学大学院経済学科にて修士号取得。1990年から93年にはフルプライト奨学生としてハーバード大学大学院政治学研究博士課程留学。1993年4月,東京大学教養学部助手に就任。1955年10月から2015年3月までは一橋大学社会学部にて助教授,教授を歴任。2015年4月からは法政大学法学部国際政治学科教授となり,現在に至る。この間,2015年4月から2019年3月までは日本タイ学会会長を務めた。「メコン地域研究会」会員。
専門は,比較政治学。
著書(いずれも共著)に「タイを知るための72章」(明石書店,2014年),「岩波講座東アジア近現代史第10巻和解と協力の未来へ:1990年以降」(岩波出版,2011年),「アジアの政治経済・入門」(有斐閣2006年),「民主主義アイデンテイティー:新興デモクラシーの形成」(早稲田大学出版部,2006年),「アジアのソーシャルセーフティネット」(勁草書房,2003年)。
第3章3-1
東京生まれ。お茶の水女子大学大学院修士および博士課程を経て,同大学院研究助手(文部教官),オクスフォード大学聖アントニーズ・カレッジ研究助手(日本学術振興会特別研究員),パリ・ユネスコ本部文化局勤務,UNDPハノイ事務所教育顧問など歴任。1994年,チェコ共和国カレル大学にて博士号(歴史学),1999年より学習院女子大学国際文化交流部および大学院非常勤講師。
専門は,外交儀礼(プロトコール),文化
著書に,『国際交流のための現代プロトコール」(東信堂,2017年),「日本の知的,文化的国際戦略に関する総合戦略l~2」(東京財団,2006年および2007年),「文化観光論』上下2巻(共訳古今書院,2009年),『宗教と開発」(共訳,麗澤大学出版会,2010年)。
第4章4-3
1936年,神戸市生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒。外務省に入り,在外研修で(米国)FletcherSchool国際関係大学院修士課程卒。同大学院より国際関係の修士号取得。駐韓国特命全権公使,駐サウジアラビアおよびタイ大使歴任後,(株)三菱重工顧問近畿大学法学部教授,(タイ)カシコン銀行社外取締役,岡崎研究所理事長を経て,現在,(タイ)カシコン銀行顧問岡崎研究所相談役,日タイロングステイ交流協会会長,日本国際戦略フォーラム理事,「メコン地域研究会」会員。
専門は,国際政治。
著書に,『崩れ行く技術大国米国の自画像』(サイマル出版会,1991年),『サウジアラビア王国日本大使の日記』(サイマル出版会,1996年)。訳書に「歴史と冷戦』(サイマル出版会,1970年)。
第3章3-3
1977年,大阪府生まれ。2012年,大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学)。大阪大学文学研究科助教,早稲田大学大学総合研究センター客員次席研究員,京都大学東南アジア地域研究研究所機関研究員などを経て,現在,防衛大学校人間文化学科准教授,「メコン地域研究会」会員。
専門は東南アジア山地世界史。
主要著作に,『越境するアイデンテイティ一黒タイの移住の記憶をめぐって』(風響社,2014年),『「大分岐」を超えてーアジアからみた19世紀論再考ー」(分担執筆,ミネルヴァ書房2018年),「タイ族ムオン構造再考ー18-19世紀前半のベトナム,ムオン・ロー盆地社会の視点から」(『東南アジア研究」第50巻第1号,2012年)など。
第1章
1940年兵庫県生まれ。1965年大阪外国語大学インド語学科(ヒンディー語専攻)卒業,同年外務省入省,同9月在ビルマ(現ミャンマー)日本国大使館へ配置換,1966年~1968年ヤンゴン文理科大学(現ヤンゴン大学)ビルマ語・文学科特別クラス在籍,1968年~1981年外務省勤務(アジア局,在ビルマ及び在連合王国大使館),1981年東京外国語大学インド
シナ語学科ビルマ語専攻助教授,1985年同教授,2002年定年退職。同大学名誉教授,現在に至る。この間,1998年~1999年英国ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)に研究留学。2015年1~3月東京外国語大学特任教授として,ヤンゴン大学内グローバル・ジャパン・オフィス(GJO)開設事業に携わる。
専門分野は,ミャンマー史,法制史,上座仏教国家論。
主要著書:Burmese Dhammathat (in) "Laws of South-east Asia" (Vol. I), Ed.,by M. B. Hooker, Singapore : Butterworth Co. Ltd.(共著1986年),『ミャンマー:慈しみの文化と伝統』(監修,東京美術,1997年)「ビルマ法制史研究入門』(図書刊行会,2002年),『ミャンマー一国家と民族一』(共編著古今書院,2016年)。“Kingship and Law in the Early Konbaung Period of Myanmar (1752-1819)"(めこん,2018年)。
第4章4-4,コラムⅢ
1971年,静岡県生まれ。1999年東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。横浜市立大学国際文化学部専任講師,同助教授,国際総合科学部准教授,同教授を経て,現在国際教養学部教授。博士(学術)。
専門はタイ地域研究,インドシナ交通論。
著書に,第17回大平正芳記念賞受賞作「タイ経済と鉄道1885~1935年』(日本経済評論社,2000年),第2回鉄道史学会住田奨励賞受賞作『鉄道と道路の政治経済学タイの交通政策と商品流通1935~1975年』(京都大学学術出版会,2009年),第40回交通図書賞受賞作「都市交通のポリティクスバンコク1886~2012年』(京都大学学術出版会,2014年)。
他に、Laying the Tracks: The Thai Economy and its Railways, 1885-1935 (Kyoto University Press. 2005).『物語タイの歴史』(中公新書2007年).「王国の鉄路タイ鉄道の歴史』(京都大学学術出版会2010年). Rails of the Kingdom : The History of Thai ,Railways (White Lotus, 2012). Trams, Buses, and Rails : the History of Urban Transport in Bangkok, 1886-2010 (Silkworm Books, 2014).『タイの基礎知識』(めこん,2016年),『タイ鉄道と日本軍 鉄道の戦時動員の実像 1941-1945年』(京都大学学術出版会 2018年), Scramble for Rails : Japanese Military Transport on Thai Railways during World War II (White Lotus. 2020), など。
著書の受賞以外の受賞としては第30回大同生命地域研究奨励賞がある。
(データは本書刊行時のものです)