国際貿易
グローバル化と政策の経済分析

ジョン・マクラレン 著
 柳瀬明彦 訳

定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 478頁
ISBN 978-4-8309-5103-9(4-8309-5103-6)
2020年10月31日発行
在庫あり
訳者紹介
[訳者]
柳瀬 明彦(ヤナセ アキヒコ)

1971 年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。高崎経済大学経済学部准教授,東北大学大学院国際文化研究科准教授などを経て,現在,名古屋大学大学院経済学研究科教授。
主要著書に『国際貿易―モデル構築から応用へ―』(共著,名古屋大学出版会,2018 年),主要論文に“Trade, Strategic Environmental Policy, and Global Pollution”, Review of International Economics, vol.18, 2010, “History-Dependent Paths and Trade Gains in a Small Open Economy with a Public Intermediate Good”, International Economic Review, vol.53, 2012(共著)など。

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 第Ⅰ部 グローバル化の原動力
  •  1 グローバル化の第二の波
  •  2 ナイジェリアは食料自給を目指すべきか?
  •  3 アメリカ人はなぜ自分たちのインパラをカナダから買うのか?
  •  4 貿易と大企業:コダックvs富士
  • 第Ⅱ部 世界経済における政治と政策
  •  5 なぜ北部は関税を求め,南部は目の敵にしたのか?
  •  6 自由貿易はアメリカの労働者に対する搾取か?
  •  7 なぜ政府は私たちに砂糖を輸入してほしくないのか?
  •  8 WTOとは何者で,イルカに対してどんな仕打ちをしているのか?
  •  9 途上国政府は成長を促進するために関税を使うべきか?
  •  10 ロナルド・レーガンは日本の自動車メーカーにカモにされたのか?
  • 第Ⅲ部 最近の論点
  •  11 iPodは米国で作られるべきか?
  •  12 国境にフェンスを建てるべきだろうか?
  •  13 貿易と環境:グローバル化は環境に優しいか?
  •  14 ブラック工場と児童労働:グローバル化と人権
  •  15 NAFTAは貧困者に対する裏切りか,それとも繁栄への道か?
  • 第Ⅳ部 グローバル化のマクロ経済学的側面
  •  16 貿易赤字は時限爆弾か?
  •  17 貿易と為替レート:人民元は悪者か?