成長市場の探求は組織が自己再生へ舵を切る際の学習の要諦である。リーダーは組織の逸脱に気づき,それを増幅させながら探求すべき対象へメンバーの関心を引きつける。その一方で,彼らの学習不安に配慮して保持する技術の活用を尊重する。再生場面では,組織学習でいう「探求」と「活用」の2つの学習パターンが使い分けられて,市場と技術からなる知識資源の再構成が行われる。