ソーシャル・イノベーションを理論化する
切り拓かれる社会企業家の新たな実践

高橋勅徳・木村隆之・石黒督朗 著

定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 356頁
ISBN 978-4-8309-4998-2(4-8309-4998-8)
2018年9月20日発行
在庫あり
著者紹介
[著者]
高橋 勅徳(タカハシ ミサノリ)

1974年生まれ。1999年神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了。2002年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。沖縄大学法経学部専任講師(2002―2004年)、滋賀大学経済学部准教授(2004―2009年)を経て、現在、首都大学東京大学院経営学研究科准教授(2009年―)。企業家研究、ソーシャルイノベーション論を専攻。2009年、第4回日本ベンチャー学会清成忠男賞本賞受賞。

木村 隆之(キムラ タカユキ)

1973年生まれ。運送会社、行政コンサルタント会社の勤務と並行し、2011年滋賀大学大学院経済学研究科経営学専攻博士前期課程修了。2015年首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻単位取得退学。博士(経営学)。九州産業大学経営学部産業経営学科専任講師(2015-2018年)を経て、現在、九州産業大学商学部経営・流通学科准教授(2018年―)。企業家研究、ソーシャル・イノベーション論、公共経営論を専攻。2015年、第10回日本ベンチャー学会清成忠男賞本賞受賞。

石黒 督朗(イシグロ トクロウ)

1986年生まれ。2011年滋賀大学大学院経済学研究科経営学専攻博士前期課程修了。首都大学東京大学院社会科学研究科経営学専攻在籍(2011年―)。修士(経営学)。東京経済大学経営学部専任講師(2014年-)。企業家研究、経営倫理論を専攻。

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 緒言 本書の目的と問題意識:ソーシャル・イノベーションの理論化を目指して Session1 英雄としての社会企業家[第1章 企業家精神に正統化された社会企業家/第2章 ソーシャル・イノベーションを可能とするハイブリッド構造の構築:New Standard Chocolateの事例を通じて/第3章 林業の6次産業化を通じた地域活性化:東京都多摩地域におけるTOKYO WOOD普及協会の事例分析/第4章 既存関係構造の利用を通じた6次産業化の実現:株式会社みやじ豚のブランド構築の事例を通じて] Session2 厚生が可能とするソーシャル・イノベーション[第5章 我が国の「厚生」とソーシャル・イノベーション/第6章 市町村合併という自治体の再結合における利害マネジメント:静岡県浜松市の事例を通じて/第7章 ソーシャル・イノベーションにおける地方自治体の役割:島根県隠岐郡海士町の島おこし事例/第8章 物的資源を媒介した利害の結び直し:吉原住宅有限会社と株式会社黒壁の事例分析を通じて] Session3 社会企業家の責任=応答可能性[第9章 善悪の臨界に立つ社会企業家/第10章 社会企業家による撹乱する反復と倫理的実践:株式会社アバンティによるオーガニックコットン事業の事例分析を通じて/第11章 エコツーリズムを可能とする資源管理組織:座間味村における「害獣」オニヒトデの発見と対応を中心として/第12章 ソーシャル・ビジネスにおける同型化と事業の展開:一般社団法人ラバルカグループの事例分析] 結語 社会企業家への関与
お知らせ

日本NPO学会賞 優秀賞受賞
 高橋勅徳・木村隆之・石黒督朗 著『ソーシャル・イノベーションを理論化する―切り拓かれる社会企業家の新たな実践―』が第17回日本NPO学会学会賞優秀賞を受賞いたしました。

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 高橋勅徳・木村隆之・石黒督朗 著『ソーシャル・イノベーションを理論化する―切り拓かれる社会企業家の新たな実践―』が第17回日本NPO学会学会賞優秀賞を受賞いたしました。