アジア社会と水
アジアが抱える現代の水問題

後藤 晃・秋山 憲治 編著

定価 4,620円(税込)本体4,200円
A5判 309頁
ISBN 978-4-8309-4987-6(4-8309-4987-2)
2018年3月31日発行
分類:社会学
在庫あり

われわれの生命や生活を支える水。21世紀は「水の世紀」といわれる。水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。

主要目次
  • はじめに
  • 第一部 現代の水問題
  •  第1章 アジアの持続可能な水環境―水の現状と課題―
  •  第2章 チベット高原の経済開発と水問題―国際河川との関連より―
  •  第3章 乾燥地の地下水開発と水危機―イランの事例から―
  •  第4章 日本の近代水道の創設―横浜水道を中心に―
  •  第5章 住民参加による多自然型川づくり―日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例として―
  •  第6章 流域ガバナンスの変遷―メコン川を事例に考える―
  • 第二部 水と社会
  •  第7章 植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程
  •  第8章 タイにおける水と人とのかかわり―その多様性と多義性をめぐって―
  •  第9章 ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能―中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組み―
  •  第10章 日中文化交流の一側面―『西湖佳話』と津藩の治水事業―
  •  第11章 物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割
  • あとがき